泥棒さんの話

 何も泥棒に『さん』付けすることもないんですけどね(笑)
 お隣さん2を描いてて思い出したのですが、私は単に「なんて器用な人だろう」って感心したわけですよ。でも、何かの折に大家さんにこの話をしたら、私は笑い話のつもりだったのですが、笑うどころか深刻になっちゃって。要するに素人が簡単に窓から侵入出来るのなら、簡単に泥棒に入られるのではないか、というわけです。でもそんな器用な人、滅多にいないと思いますが。・・・私は出来ませんでしたし。わざわざ、試してみるなって。その時は無論、お隣さんは引っ越した後です。これって、お隣さんは泥棒さんも出来るという、証明にはなりますかしら(笑)ちなみに産婦人科の看護婦さんでした。

 前か後か忘れましたが、同じアパートに住んでた時、実際の泥棒さんに入られました。ただし、鍵が開いてたそうです。その泥棒さん、3ヶ月位後に逮捕されたのです。つい『さん』付けにしてしまうのは、友人曰く「たまちゃん家に入って捕まるなんて、泥棒さんの方が気の毒だ」・・・本当に気の毒でした。だって何にもなかったんだもん。しかも、よりによって給料日の2日前。それで仕方なく盗んだ品物というのが、貯金箱とカセットプレーヤーと旅行用に買った小型のラジオ。執行猶予中の犯行で、こんなもん盗んで執行猶予が取り消されるなんて、なんていうかお気の毒。
 実は私、泥棒に入られたことに、すぐに気付きませんでした。音がないのが苦手なので、仕事から帰るとすぐにラジオをつける。ちなみにその時テレビは、半年程壊れたままになってました。いつもの場所にカセットプレーヤーがない。ラジオもない。これはヘンだ。探すったって6畳一間、タカが知れてます。「音が出るものが一斉に消えたんじゃないだろうか」と、姉に電話をして、思い切り「バカ」と言われました。「ま、いいか。朝になったら出て来るかも知れない」我ながらなかなかコワい性格です。朝起きてみてやっぱりないので、これは現実だ(笑)出勤前大家さんに「泥棒に入られたみたいなので警察に届けようと思う」一応断わりを入れました。しかしこの大家さんも「本当に泥棒?勘違いじゃないの?」私ってつくづく、どういう風に見られてたんだろう。この時大家さんにお金を盗られたのかと聞かれて、初めて貯金箱が消えてることに気付いた。カセットと違ってこれは、電話の側に置きっ放しにしてあったものです。指紋だの取りに来て、その日は結局仕事に行けませんでした。

 それにしても、盗まれた物ってのは、例え自分の物であっても、簡単には返してもらえないんですよね。証明になるような物っつーても、保証書とかきちんと保管してるような人ではないので、随分と揉めました。おまけに、泥棒さんが捕まったもので、証言が食い違ってると言われて、検察庁に呼び出しも受けましたし。貯金箱の中身は小銭ばかりで五千円ほど。私は千円札が入ってたと言った後で、そう言えば持ち合わせがなくて抜いたっけ。まあ、いいか、どうせ出て来ないだろうし。という感じで、後で気付いたけど訂正しなかったんです。職場に3時頃電話があったので「早めに退社して伺います」と答えると「今すぐ来て下さい」このへん、いかにもお役所仕事〜って感じでしょ。で、『私の証言が間違っていました』という調書を取らされました。それはまあ、明らかに私が悪いのですが、一応これで被害者なんですよね、私(^-^;)